「あれ、なんだっけ」

一介の人の妄言と出来事

2020-01-01から1年間の記事一覧

Renaissance

今週のお題「自分にご褒美」 同居人が独身時代に買ったレコードがずっと段ボールに入ったまま物置にあって、このままじゃもったいないとずっと思っていたので遂に押し入れから救い出し、レコードプレーヤーを買うことを合意。 恥ずかしながらレコードの知識…

家宝

11月20日。古本を買おうとしたら、この日になんと新書と完全版が同時発売されることをAmazonで知った。フラゲしている人の感想でも見ようとTwitterを開いたらジュンク堂にてサイン本の入荷が目に入った。「吉田さんのサイン本がある。」と聞いて体に鞭を打っ…

敬老の日だったので

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 電話をした。敬老の日だからと電話するのはいつぶりなのだろうか?昨年から、自分の本能がおばぁ、おじぃと話せるのが最期になってしまいそうだと思ってから、頻繁に連絡を取るようにしている。話すたび色んな事を…

「ロマンスは帰り道にあり」

と、友人がキャッチーなことを言ったものだから思わずこうやってタイプしている。 帰り道のことをやたら覚えているのはなぜだろうと思ったのだが、裏を返せば、帰り道にそういった心を動かされるような出来事が発生するのだろう。きっと行きの道より心に余裕…

扇子

扇子を貰って思い出したことがある。自分が風邪を引くと同居人がやってくれていたことだ。 自分は幼少期は特に病弱で、月に1回は風邪をこじらせ、体重が2kgほどがくんと落ちてしまう子だった。 今は風邪をこじらせることは大幅に減った。しかし、その代わり…

チーズケーキ

2020年8月12日㈬。同居人が玄関を閉めた音を確認すると、パッと起き上がった。今日は久しぶりに図書館へ赴く日だ。これは1つの目的であって本当の目的は家に遊びに行くことである。数ヶ月前にチーズケーキが好きだという話を聞いたので乗換駅でチーズケーキ…

幸水格闘

今年も梨の季節が遂に来てしまった。自分は梨が大の苦手だ。味は好きなのだが食感が良くない、砂だ、あれは。ざりざりと口の中に残る感じが許せない。それを毎年送ってくる同居人の兄弟。物心ついてからずっとお盆前にやってくる。我が家は2人暮らしなのにも…

断捨離②

以前に「断捨離」の話をした。あの断捨離は考査期間によく見られる現象である。今回またその欲が溢れている。 Q. 理由はなぜか? A. イラついているから そう、自分はストレスがかかる状況に陥ると物を捨てたくなるのだ。ちなみに抜毛症も抱えている。子供の…

葉月初日

文月が終わって、葉月になりました。文っていうのだからもっと色んなこと書けたらよかった。 暦上では夏休みに入っているわけだけど、前期の残りは課題2つあります。あと夏休みの課題も1つ。今日は棚卸しで土曜なのに珍しく一人の時間が過ごせている。あと数…

今日の雨

バケツをひっくり返したのような雨音で目覚めた。梅雨の間僕はエアコンをつけずに窓を開けて寝る習慣がある。外を見やると視界が白くなるようほど雨が降っていた。今日は風がないからまっすぐ落ちているのがわかる。 ホットケーキを食べて課題を片付けること…

稼働した

どうもご無沙汰です。僕は就職活動とやら始めました。こうやって書いたり話したりしないとどうも気が乗らなくてですね…。 まず就職サイト1つとSNSを登録しましたよ、このSNSが面白くてプロフィール帳みたいに書いていくわけで懐かしくなりましたね。こちらは…

初夏の夜

夜の帳が降り踊る。響く足音はこの世界の生みだす静かさから。木々が昼と同じように囁いている。 風と手に取り、今宵はワルツを踊る。今日の舞台は天井が低い。 「そうか、そろそろ梅雨が来るのだね。」 重そうな服を纏って動きにくそうだ。 「この服重たい…

魔法使いの君は、

俺の名前を呼ぶ。滅多にないその行為はまるで一種のマジナイのようだ。 名前を呼ぶというマジナイには背中をぽんと押したり、包むような効力があると思う。君はそのことを知っている。上手にソレを使ってみせる。 君が「最初に覚えた呪い」ってやつはきっと…

一端 ビデオ通話

「あなたは幸せになれよ!」 「これでフラれたらどうしようね?」 「フラれたら私が押し掛けるよ。」 「じゃあきっとそんな話をしているときは向こうの家にいるだろうから住所を前もってLINEで送っておくわ。んで、ダメだった時にあ、とか呟いたらドアをどん…

夢を殺める

コロナのせいで、渋々承諾してくれた親が渡航を辞めろと言った。 「後期に行くのだからまだ望みはあるでしょう、学校から留学辞退の連絡が来たら流石に大人しく従うけれど。」 そう言って親からの反対を一蹴して、何とか希望を、留学をする可能性を考えなが…

描く

ぼくは、高校生になって1年間美術部にいた。周りの人たちはそれはもう絵を描くのが好きで、センスのかたまりで自分の世界を持っている人たちだった。顧問は全国にも行き、生徒も数多くが賞を取っていた。 入部してすぐに分かった。周りと比べていかに技量が…

湯船

元栓を上げて、ボタンを押す。少しすると温いお湯。 お湯の温かさで己の冷たさを知ってぶるりと震える。これほど自分の身体は冷えきっていたのか。 湯船に浸かる。この包まれている感覚がたまらない。しばらく浸かっていると湯船と一体化して自分が液体にな…

「時間」⇔「日」

親のいない間に帰ってくることを気にしないで長電話したいという小さな願いが叶いました。平日の電話。10:00になっても返信が来なかったら寝ているってことだから鬼電してという風に話していたけれど、59分に既読が付いたのを確認してえーいかけてまえと丁度…

凡庸

僕には一体何がある。もがいて悔しくて何もできずにただただ部屋の隅にある窓を見て泣いたあの時を思い出した。 周りには凄い人しか存在せずに話せば話すほど己の凡庸さを痛感させられた。 なんでこの人たちは自分を好いてくれるのだろう、足掻くことしかで…

構わずの枠組み

solive.hatenablog.jp 自分の人生結局自分のものではあるけれど、その人生が誰かにいい意味でも悪い意味、大なり小なりでも影響を少なからず与えているはずなので責任は持たないといけないと思う。程よく形振り構わずにしなきゃいけないのが難しいとこではあ…

形振り構わず

全部のこと、永遠なんてなくていつか肉体的・時代的な要因で終わりが来るのを分かっているから、楽しいことはさも永遠があるかのように、辛いことはすぐに過ぎ去るからへっちゃらだって振舞う。 本当は楽しい時ほどすぐに終わりが来るし、辛いことはなかなか…

青山通り

コロナと言われ続け、現在も要請に応じて極力家から外に出ていない上に自分が行っていたバイト先までもが影響をもろに受けて丸々無くなったために運動不足が否めない。このままではまずいと考え、試験を受けた帰りにJR線まで歩いていくことにした(その試験は…

回想

離れていても一緒。そう言って私はおばぁがビーズで作った手鞠のキーホルダーを渡した。貰うときにおばぁから繰り返し言われた。 「これは2つで1つだからね、絶対にペアで持って帰って。ほらみて。必ずどこか1つは同じように作っているからね、これは紐、こ…

体を動かしたいというふとした発言からスポッチャに行くことになり、自分の家から近い駅からバスが出ているとのことでその駅で集合した。いつもはこちらの方が集合場所に行くのに時間がかかりがちだから新鮮な気持ちであった。 バスの中では「自分は近いうち…

静かで楽しいお酒

どうやら一番お酒の種類が多いのではないかという場所に案内された。お酒だけで9000円近く買ってレジで金額を見て2人で思わず顔を見合わせる。 「おおーん、やるやん」 「割り勘ね」 「はいよ~、……てっきり奢ってくれるかと思ったのに?」 「じゃあ、食べ物…

自重自嘲

吉澤嘉代子さんの『美少女』と『手品』を聴く。自分の感情にすとんとフィットして心地いい。もっと自分のご機嫌取りが上手だったらこんなに悩まなくて済む。 仲良くなると負の感情をすぐにひけらかしてしまう自分が嫌いだ。もっと強い人間でありたい。 雑巾…

炭酸割

残りかけの柚子酒の瓶を手に取り口にした。ゆらりゆらりと睡魔が訪れる。 モヒートを少し、炭酸を5倍ぐらい入れる。家で作ったものは炭酸が強くなくて飲みやすい。ここまで薄めたら睡魔は訪れない。鼻に抜けるミントの匂いとライムのさっぱりとした味が仄か…

手遅れ

私の中の悩みや不安をそうやって"なんとかなる"って言うの止めてちょうだい。 寄り添えない人は嫌いなの。 だから上辺で近寄らないで。その一語一句に殺意が芽生えてしまうし、そんな薄い情けや励ましの言葉なんて不要。 その楽観的な考え方が許せないし、そ…

少なくする

今に始まったことではないが、断捨離・入れ替えを頑張っている。最近頑張ったことを記す。 ・本を50冊ほど手放した。 20冊は売りに、30冊は従姪たちにあげた。自分が本を大好きになった年齢になって、自分の元にいるよりこの子たちの元にいるほうが本も本ら…