「あれ、なんだっけ」

一介の人の妄言と出来事

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

夢を殺める

コロナのせいで、渋々承諾してくれた親が渡航を辞めろと言った。 「後期に行くのだからまだ望みはあるでしょう、学校から留学辞退の連絡が来たら流石に大人しく従うけれど。」 そう言って親からの反対を一蹴して、何とか希望を、留学をする可能性を考えなが…

描く

ぼくは、高校生になって1年間美術部にいた。周りの人たちはそれはもう絵を描くのが好きで、センスのかたまりで自分の世界を持っている人たちだった。顧問は全国にも行き、生徒も数多くが賞を取っていた。 入部してすぐに分かった。周りと比べていかに技量が…

湯船

元栓を上げて、ボタンを押す。少しすると温いお湯。 お湯の温かさで己の冷たさを知ってぶるりと震える。これほど自分の身体は冷えきっていたのか。 湯船に浸かる。この包まれている感覚がたまらない。しばらく浸かっていると湯船と一体化して自分が液体にな…

「時間」⇔「日」

親のいない間に帰ってくることを気にしないで長電話したいという小さな願いが叶いました。平日の電話。10:00になっても返信が来なかったら寝ているってことだから鬼電してという風に話していたけれど、59分に既読が付いたのを確認してえーいかけてまえと丁度…

凡庸

僕には一体何がある。もがいて悔しくて何もできずにただただ部屋の隅にある窓を見て泣いたあの時を思い出した。 周りには凄い人しか存在せずに話せば話すほど己の凡庸さを痛感させられた。 なんでこの人たちは自分を好いてくれるのだろう、足掻くことしかで…

構わずの枠組み

solive.hatenablog.jp 自分の人生結局自分のものではあるけれど、その人生が誰かにいい意味でも悪い意味、大なり小なりでも影響を少なからず与えているはずなので責任は持たないといけないと思う。程よく形振り構わずにしなきゃいけないのが難しいとこではあ…

形振り構わず

全部のこと、永遠なんてなくていつか肉体的・時代的な要因で終わりが来るのを分かっているから、楽しいことはさも永遠があるかのように、辛いことはすぐに過ぎ去るからへっちゃらだって振舞う。 本当は楽しい時ほどすぐに終わりが来るし、辛いことはなかなか…