「あれ、なんだっけ」

一介の人の妄言と出来事

口から生まれたなんとやら

 自分はよく話す。話す事が好きだ。バイト先の仲間からも「口から生まれたんだよ」と言われるほどだし、実際1人でいたいと願っていても結局は誰かがいないと寂しく感じる。久しぶりに長く人と話したので、思い出したことがある。

 小学校、中学校と人間関係に恵まれず、改善も諦めていたためにそれは根暗であった。本はこの頃の家庭環境や押しつぶされそうな孤独によって気の狂いそうな自分を正気に引き戻し、適度に逃避できる安定剤のようなものだった。

 高校に進学してからこのままではいけないと、なりたい自分になろうとたくさん話しかけて、色んな話をした。久しぶりに会った中学の数少ない友人からも「明るくなった」「なんかはきはきしてる」と言われていた。思えばここから本から独立した(依存しなくなったといえばいいのだろうか)

 今は大学生。いつの間にか周りから明るい人だ、おしゃべりが大好きな人と言われるようになった。

 原点回帰で本を読もう。そしていろんなことを語らうのだ、深い人間へとなれ。