「あれ、なんだっけ」

一介の人の妄言と出来事

ラブレターをば

時刻はAM2:17。スマートフォンで打っている。蝉が最期の足掻きで2輪駆動のふかした音のように鳴く。

親愛なる友を思い描く。この人はよく"彼女"と表現して自分を綴ってくれる。似ていて異なるが素敵だ。
この友の誕生日が近いのだ。手紙も書くつもりであるし、早いけれど、ここにはもっと詩的で創作のような何かを残しておこう。"ラブレター"のお返しを"同じ媒体"に少し落とし込む。

腑抜けた自分や醜くて脆い自分をさらけ出せる。声を上げて泣いたり、助けてと言ってもいい相手だ。
なかなかこういう人には出会うことはない。友人であっても大半は水と油のような感覚が燻ることがあるからそこに乳化剤を入れて懸命に混ぜなければ一体化しないのだけど(結局はそこの労力と乳化できなかったときのリスクを厭いてそういう話題をあまり振らないことにする)、そのようなものがなく油同士だった。
ふと悲しくなったとき、それを感じてそっと手を置いてくれる。温かい砂糖入りのミルクを置いてくれるような人間だ。

紙一重パラレルワールドがあればそこではきっと恋心を抱いたかもしれないだろうと思う。

あと、表現することに長けた姿はとても羨ましい。(これは手紙に書き残すことにする)

君もハタチのベールを纏う。