「あれ、なんだっけ」

一介の人の妄言と出来事

コインランドリー

通勤途中、コインランドリーを通る。朝。
ふわっと熱気と共にいい匂いがする。どこかで嗅いだことのあるもの。

それもまた、ふわっと予定が組まれた。そしてふらりと立ち寄った居酒屋で手渡されたおしぼりの匂い。あの時みんながなんていい匂いなんだと言い、とある友人は「おばあちゃんのお風呂の匂い」と例えた。自分も嗅いだことのあると感じていたけれども忘れていた。そうか、コインランドリーか。

通気孔からのいい匂いを胸いっぱいに吸い込んでペダルを踏む。その時に脳内を流れる曲はそうだな、「やさしさに包まれたなら」だったりする。