「あれ、なんだっけ」

一介の人の妄言と出来事

就活街道から外れたい

 就職活動が辛い。その一言に尽きる。ESはまだ一度も通ってない。とてもじゃないけど元気は出ません。

 自分は、学業だけは一生懸命やってきたつもりだ。大学に入ったのは初任給を上げたいからじゃない。学びたいからだ。本当は大学院に進学して学び続ける方が性に合っている気がする。レポートに追われているときはもちろん苦しいのだが、少しは楽しくもある。就活はもっと苦しい。なぜなら、人格否定を受けている気持ちになるからだ。

 30社受けるのが普通ってどういうことなんですか、大学を5校受けろと言われた時も驚いていたけど、30社って6倍じゃないですか。幸運なことに高校受験では滑り止め1校、大学に至っては滑り止め無しで合格を手にしているので、正直に言うと落ちることにあまり耐性がない。落ちたことがあるのは、英語技能検定2級の筆記試験と漢字検定3級を2回落ちたぐらいだから。

 仲間がいるのにいないように感じることも大きな要因だと思う。大学受験では、みんながみんな持っている知識を教え、受かってやろうという環境だった。話すことでモチベーションや知識を保っている手法を取っていた自分は、コロナになってしまったことで大打撃を食らっている。LINEがあるからいいじゃないかって?もとからLINEはあまり使わないでいたので、そのためだけに話しかけるのは憚れるのだ。

 現に自分の周りでは「就活」は忌避すべき話題となっている。友人に話せば苦い顔で話題転換、相談室は一瞬で満室、親は相談するとぶち切れる。

 Twitterを見ても春休みだってこともありTLは停滞、就活の悩み、状況を話せばぽつんと浮いている。現に置かれている状況をなぜ話さないのだろう、と疑問に思っている。話せばウッとなるのもまた事実である。けどそれが現実だ、目を背けてはならないのだ。ここまでくると、自分も発言するのをやめる。発言したことで、上辺だけの関係の人々にその情報を黙って汲み取られている感覚に陥り「漁夫の利」の状況を自分で生み出してしまっているような気がする。おそらく、他の人々も自分の情報を漏らすことで知識を取られると思っているのだろう。結局のところみんながライバルで、蹴落としたいんだなと悲しくなった。

 

 パートでは月収30万にはならないだろう、30万以上欲しい。借金の返済、一人暮らし、親の支えをする、という3拍子を叶えるためにも会社員にならなければと強く思うのだ。ああ、どうなるのだろう。